【《ピアノを聴く動画》使用ピアノ紹介】第36回プレイエル アップライト

更新日:9月15日

データ

モデル名:プレイエル モデル名model.4(140cm)

製造年:1907年製

製造国:フランス パリ製

張弦方法:総一本張り

フロント側:低音 アグラフ、中音~高音部 プレッシャーバー&アグラフ

ピン仕様:オープンフレーム

アクション仕様:イギリス式アクション(プレイエル製)

ペダル:2本

鍵盤:88鍵(白鍵: 象牙  黒鍵:黒檀 )

外装:ローズウッド修復外装、燭台、取っ手はオリジナル

動画URL:https://youtu.be/I8aCAlakPGg (2021年2月3日公開)

撮影協力:ピアノプラザ群馬 https://www.imported-piano.jp/


今回も前回のガヴォー同様ピアノプラザ群馬さんでプレイエルのアップライトピアノを収録してきました。

こちらのピアノは1907年製のプレイエルの4型というモデルでプレイエルでの最高位機種になります。 ガヴォーと同様に耳だけでなく目でも楽しませてくれます。ルノワールの有名な絵画『ピアノを弾く少女』に描かれているピアノと同じものと思われる燭台やプレイエルの最高級機種にのみ装着されている透かし彫りのペダルが付いています。

140cmという非常に大きなアップライトでその存在感は可憐なフランスピアノの中でも異質な重厚感を放っています。

軽く弾いてみると非常に鳴りが良く上から下まで綺麗に音が繋がります。グランドピアノと同様にアップライトでもプレイエルらしいピュアなトーンが健在です。大型ならではの低音域の音の厚みと広がり方が素晴らしく、このピアノがアップライトであることを忘れさせるほどの凄みを持っています。通常、並のアップライトだとここまで大型になると増強された低音部に対し高音域が弱くバランスが悪く感じられる楽器が多いのですがこのプレイエルは高音域は流石の透明感と伸びで低音域が物足りなくなるようなことは一切ありませんでした。

アクションもプレイエルならではの素晴らしいコントロール性。羽のように軽くアップライトなのにいくらでも早く弾けそうな気がするほどです。そして弱音での音色のコントロールのしやすさはこのメーカーは他の追随を許さないほど優れています。

非常に素晴らしいフランスピアノの名器をたっぷり堪能させていただきました。フランスピアノの魅力が凝縮された一台ぜひ『ピアノプラザ群馬』さんで味わってみてください。

プレイエル

プレイエルの一部のアートケースを除いて最大サイズのモデル。非常に堂々とした佇まいをしている。燭台と折り畳み式の譜面台が旧世代のピアノの雰囲気を強く残している。

プレイエル

こちらのプレイエルも前回のガヴォー同様折り畳み式の譜面台を持つ。ガヴォーほど凝った外装ではないが一般的に見ればかなり美しい木目の外装。

プレイエル

鉄骨は非常に武骨な作りをしている。総アグラフにプレッシャーバーという珍しい組み合わせがなされている。ピン板は剥き出し式のオープンフレーム。ここには映っていないが総一本張りを採用している。

プレイエル

このモデルにもオリジナルの燭台と取っ手が残っている。真鍮でできておりルノワールの『ピアノを弾く少女』に描かれているものと同様のものと思われる。それにしても美しい。

プレイエル

こちらもオリジナルのペダル。プレイエルはフラッグシップモデルに透かし彫りのペダルが奢られている。モデル4とフルコンサートピアノにだけ許された特権である。

プレイエル

アラベスクの飾りに囲われたロゴマーク。それにしてもフランスピアノはロゴまで美しい。

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