データ
モデル名:ゲール・アポロ モデル名A-188E(188cm)
製造年:1999年頃
製造国:日本 浜松製
張弦方法:通常張弦 高音部デュープレックススケール
フロント側:低音~次高音 アグラフ、高音部 カポダストロバー
ピン仕様:総鉄骨
アクション仕様:エルツ式ダブルスプリングアクション(レンナー製)
ペダル:3本
鍵盤:88鍵(白鍵:プラ製 黒鍵:黒檀)
外装:黒艶(オリジナル塗装)
自宅で2004年から使用している仕事兼練習用ピアノです。
当時音大に入学してから練習用のピアノを探して色々楽器を見ていたころ千葉の楽器店で運命的な出会いをした一台。
まず一瞬で目を惹かれたのがその美しい譜面台、値段も予算内!試しに弾いてみたらその音にビックリ!当時はスタインウェイが好きでそれに近いピアノを探していた自分に衝撃が走りました『スタインウェイ的な鳴り方でしかも下手なスタインウェイより良い音ではないか!?』と思ったものです。
これは割と最近知ったことなのですが、東洋ピアノがスタインウェイの補修用部品でピアノを組んでみたのがこのピアノの始まりの様なのでスタインウェイ的な音がするのも納得です。響板、弦、ピン、ピン板、ハンマー等の主要部品がスタインウェイと同等の部品を使っています、特に響板に関しては現在スタインウェイでも原材料高で使用できなくなっている往年のスタインウェイが使っていたドイツ製ルーマニアンスプルースを使用しているのは特筆すべきことだと思います。
音は明るく華やかで音の立ち上がりが早くしっかりと響板が鳴っているのを実感できます、アクションはレンナー製の標準的なものですが弾き心地も良好です。
木工が得意な東洋ピアノらしい美しい譜面台、往年のスタインウェイに似た唐草模様のデザインが採用されている、ちなみに他にベヒシュタインタイプの譜面台デザインも選べる。
基本的なフレーム形状は普通のアポロピアノと同じである、次高音~高音部のデュープレックススケールは場所によってオクターブと5度で形成されている。
ピン周りのデザインも一般モデルのアポロと同様。
今では稀少なルーマニアンスプルース、1970年以前のスタインウェイもこのルーマニアンスプルースを使っていた。
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