【《ピアノを聴く動画》使用ピアノ紹介】第33回ハンブルク・スタインウェイ

最終更新: 2020年10月25日

データ

モデル名:ハンブルク・スタインウェイ モデル名K型(136cm)

製造年:1931年製

製造国:ドイツ ハンブルク製

張弦方法:通常張弦

フロント側:低音 ベアリング、中音~高音部 プレッシャーバー

ピン仕様:総鉄骨

アクション仕様:イギリス式アクション(スタインウェイ製)

ペダル:2本

鍵盤:88鍵(白鍵: 象牙  黒鍵: 黒檀 )

外装:オリジナル黒艶

動画URL:https://youtu.be/Tdg8nWzMujE


今回は群馬県と栃木県の際にある群馬県みどり市の『童謡ふるさと館』が所蔵しているハンブルク・スタインウェイを収録してきました。

こちらのピアノは宮内庁がハンブルクのスタインウェイ社に特注し香淳皇后が使用していたピアノになります。香淳皇后のピアノ教師へと下賜されその後複数の持ち主を経てこの地に辿り着いたピアノのようです。そんな貴重なピアノが『童謡ふるさと館』では誰でも弾けてしまうのです。 十分な広さの展示室の中央に外装が良い感じにくたびれたピアノがお出迎えしてくれます。美しい透かしが入っておりその堂々たる佇まいから弾く前から良いピアノのオーラが放たれています。蓋を開けてちょっと観察してみる、中身はハンマー、ピンと弦、ダンパー等オーバーホールされておりメカ部分の程度は良好、外装がオリジナルで必要な箇所だけ直すという正に理想的な修復。音を出してみると場所が場所だけにあまり弾かれていないのか音が出てくるまで少し時間がかかった。それでもポテンシャルは十分で温かい音色が部屋一杯に広がります。

ニューヨーク製アップライトのヴィンテージは色々弾いてきましたがハンブルク製アップライトのヴィンテージは初めてです。最大の違いは音色に憂いがあり、ニューヨーク製の明るく元気いっぱいな音色とは対照的です。音の鳴りは設計が同じなので当たり前ですが非常に似ており充実した響きとブリリアントな輝きが混在しています。製造工場が違うだけでこうも音色が違うかという変わりっぷりです別のピアノメーカーのようです。 アクションも安定のスタインウェイ非常に小気味のいい弾き心地です。

『童謡ふるさと館』さんをほぼ貸し切り状態で非常に貴重な皇室縁のピアノを堪能させていただきました。

美しい透かしが印象的な外装。塗装のくたびれ具合や右脚の化粧板の欠損等を見るにオリジナル外装だと思われる。皇室縁の品なので簡単に外装を塗り替えることをしなかったのは称賛できます。

リラマークがSTEINWAY&SONSの下に書かれているトレードマークこれがこのピアノがハンブルク製の証。アップライトはグランド程ニューヨーク製とハンブルク製に外観的な差異は多くない。透かし彫りの装飾やトレードマークで一応判別は出来る。

中身は丁寧に修復されている。基本設計自体はニューヨーク製と差は無いが奏でる音は全く違うのだから面白い。

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