作曲家別おすすめ楽譜紹介 第2回【ショパン】

最終更新: 2020年12月14日

この記事ではよく聞かれる『●●の作曲家はどこの出版社の楽譜を買えばいいですか?』を独断で紹介します。楽譜購入の際の参考にしてください。

第2回は最も人気な作曲家ショパンを紹介!

※楽譜の画像をクリックすると販売ページに飛べるので価格チェックなどにお使いください。(一部在庫の無い楽譜はリンク無し。)


エキエル版

おすすめ度:★★★★★

価格   :★★★☆☆

網羅性  :★★★★★

解説   :★★★★★

運指   :★★★★☆

入手性  :★★★★★


パデレフスキー版に代わるポーランドの国をかけての新全集。最新の研究に基づく詳細な解説。ショパン特有の記譜法も完全に再現した譜面。取り合えず現在ショパンを弾くならこの楽譜を選ばない理由がありません。ショパン自身の運指を中心に非常に実践的な運指も良いです。唯一の難点は生前出版と死後作品が完全に分けられておりワルツやマズルカ等が全曲欲しい場合に2冊買わないといけない点だけです。


ヘンレ版

おすすめ度:★★★☆☆

価格   :★★★☆☆

網羅性  :★★★☆☆

解説   :★★★★☆

運指   :★★★☆☆

入手性  :★★★★★


良く見る定番の『青い楽譜』です。中身は非常に真っ当な楽譜で普通に使うのに不満は無いですが、あえてエキエル版ではなくヘンレ版を使う理由が自分には見出せません。曲の網羅性も必要最低限といった感じです。基本ピースみたいに細かく出版されているので持ち運び用に使うなら軽くて便利だと思います。運指は可もなく不可もなくといった感じなのですが他の出版社が非常に優れているだけに平凡に感じます。



コルトー版

おすすめ度:★★★★★

価格   :★★★★☆

網羅性  :★★★☆☆

解説   :★★★★★

運指   :★★★★★

入手性  :★★★★★


フランスの名ピアニストであるアルフレッド・コルトーがドビュッシー版を底本に編纂した定番の楽譜です。正直楽譜の中身はパデレフスキー版と同時代のものなので古さは隠せませんがこの版の最大の特徴は解説と超一流の運指にあります。19世紀生まれのコルトーの詩的で含蓄ある解説は当時の演奏習慣を窺い知る大きな手掛かりとなります。そして細かな練習法と超実践的で音楽的な運指は一見の価値ありです。


全音版(山崎孝校訂版)

おすすめ度:★★★★☆

価格   :★★★★☆

網羅性  :★★☆☆☆

解説   :★★★★★

運指   :★★★★☆

入手性  :★★★★★


エチュードしか出版がありませんが非常に充実した解説と細かな練習法が乗っておりショパンのエチュードを弾く時には重宝する楽譜です。特に楽曲の解説は譜例付きで一曲一曲丁寧に細かく分析されており分かり易いです。

運指に関しては音楽的な運指が提示されているコルトー版に軍配が上がりますがこちらも日本人の手のサイズに合う効率的な運指が数パターン示されており自身に合う運指が見つかるでしょう。

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